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フラボノイドの摂取量が多い人は2型糖尿病のリスクが低い①

(2018年5月) "Medicine" 誌に発表されたメタ分析によると、フラボノイド類が2型糖尿病の予防に役立つかもしれません。
Xu Hui et al. "Flavonoids intake and risk of type 2 diabetes mellitus: A meta-analysis of prospective cohort studies"

研究の方法

フラボノイド類の摂取量と2型糖尿病になるリスクとの関係を調べた8つの前向き研究(2017年9月までに発表されたもの)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は31万人超、追跡期間は4~28年間、追跡期間中における糖尿病発症件数は2万件弱でした。

結果

フラボノイド類の摂取量が最少のグループに比べて最大のグループは、2型糖尿病になるリスクが11%低下していました。

フラボノイド類の摂取量が300mg/日増えるごとに2型糖尿病のリスクが5%低下するという計算になります。

ただし、2型糖尿病のリスク低下が明確だったのはフラボノイド類の摂取量が550mg/日以上の場合に限られていました。

フラボノイドの種類

フラボノイドの種類別に見ると、2型糖尿病のリスクが低下していたのはアントシアニジン/フラバン-3-オール/フラボノール/イソフラボンの摂取量が多い場合でした。

フラボノイドを含有する食品

フラボノイドは植物由来のポリフェノールで、果物や野菜など植物性の食品全般に含まれています。 ブルーベリーに含まれることで有名なアントシアニンや、緑茶に含まれることで有名なカテキン、大豆の成分として有名なイソフラボン、タマネギの成分として知られるケルセチンもフラボノイドの仲間です。

フラボノイドは野菜や果物だけでなく、植物性の食品を原料として作られるチョコレート・お茶・赤ワインなどの食品にも豊富に含まれています。

今回登場したフラボノイド

  • アントシアニジン: ブドウ(色の濃いもの)や赤ワインに豊富に含まれている。
  • フラバン-3-オール: 茶(緑茶や紅茶など)・りんご・赤ワイン・ココア(チョコレート)などに含まれている。
  • フラボノール: 紅茶・豆類・玉ねぎ・ブロッコリー・りんご・ぶどう・赤ワイン・ブルーベリーなど様々な植物性食品に含有されている。 ケルセチンもフラボノールの一種。
  • イソフラボン: 大豆や大豆を原料とする味噌・豆腐・豆乳などのほか、アルファルファやピーナッツなどにも含まれている。