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野菜や果物に含まれるフラボノイドの摂取量が多いと太りにくい

(2016年1月) "*The BMJ*" に掲載されたハーバード大学の研究で、ポリフェノールの一種であるフラボノイドを多く含有する果物や野菜をよく食べる人は太りにくいという結果になりました。
Monica L Bertoia, et al. Dietary flavonoid intake and weight maintenance: three prospective cohorts of 124 086 US men and women followed for up to 24 years. BMJ 2016;352:i17
フラボノイドのダイエット効果

フラボノイドは野菜や果物に含まれる天然の化合物で、これまでの研究でもダイエットの効果に影響することが示されています。 ただ、これまでの研究の多くは小規模である上に、例えば緑茶フラボノイドなどのように、特定のフラボノイドのみを扱っていました。

研究の方法

124,086人の男女の24年分のデータを用いて、7種類のフラボノイドと体重の変化の関係を調べました。 データの内容は体重・生活習慣・最近診断された病気・食生活でした。 体重・生活習慣・病気については2年おき、食生活については4年おきにアンケート調査によりデータを収集しました。

結果
性別や年齢に関わらず、フラボノイド摂取量が多いと体重の増え方が軽微でした。 このフラボノイド摂取量と体重増加度との関係が顕著だったのは、アントシアニン、高分子フラボノイド(タンニンやテアフラビン、プロアントシアニジン)、およびフラバノールで、1日あたりの摂取量の標準偏差が1段階増えるごとに4年間における体重増加が70g~100g(*)緩和されていました。 この結果は、喫煙習慣や運動量などの要因を考慮した後のものです。
(*) 僅かな体重の違いであっても、糖尿病・ガン・高血圧・心血管疾患(心臓病や脳卒中)のリスクに大きな違いが生じます。
フラボノイドの供給源

フラボノイドを豊富に含む食品のうち今回の研究でよく食べられていたのは、ブルーベリー、イチゴ、紅茶、リンゴ、オレンジ、玉ねぎなどでした。

アドバイス
研究者は、1日に少なくとも果物を2カップおよび野菜を2.5カップ食べることを推奨しています。 フラボノイドを豊富に含むリンゴ、梨、ベリー類を食べるようにするといっそう効果的だと思われます。