電球型の蛍光灯で皮膚がんのリスク?

(2012年8月) "Photochemistry and Photobiology" 誌に掲載されたストーニー・ブルック大学(米国)の調査によると、ほぼ全ての電球型の蛍光灯には表面の蛍光被覆(紫外線を吸収する)に欠けやヒビがあり紫外線が漏れています。

電球型の蛍光灯は作成時に蛍光灯を強く曲げる必要があるため、このような欠けやヒビが生じているのではないかと考えられますが、この手の蛍光灯から漏れ出る紫外線も、30cm程度の近距離では日光の紫外線と同じように肌の細胞を傷つけます。

研究の内容

この研究では、市販されている電球型蛍光灯を一通り買い求め、蛍光被覆の欠けやヒビを点検したうえで、紫外線放出量を計測しました。 その結果、メーカーやブランドに関わらず、どの蛍光灯も相当な量の紫外線を放出していました。

さらに、電球型蛍光灯から放出される紫外線に人間の健康な肌細胞をさらすという実験を行ったところ、日光の紫外線にさらされた場合と同様にダメージを受けました。 一方、電球型蛍光灯と同程度のパワーの白熱電球では、肌細胞へのダメージはありませんでした。

アドバイス

蛍光灯から放出される紫外線に関して、研究者は次のようにアドバイスしています。 電球型の蛍光灯を使用する際には、①電球にカバーを付ける、②1m以上、できれば1.5mは離れて使用する、③電球を直視しない。

この研究者は、電球型蛍光灯から肌を守るために日焼け止めクリームを塗る必要まではないと考えていますが、電球型蛍光灯からの紫外線の害がどの程度であれ、日光などの紫外線のこともあるので日焼け止めクリームは毎日塗っておいて損は無いと考える専門家もいます。