フッ素に虫歯菌の粘着力を弱める作用

(2013年5月) "Langmuir" 誌に掲載された研究で、フッ素に虫歯菌の粘着力を弱める作用のあることが明らかになりました。

フッ素に歯のエナメル質を硬くする作用があり、この作用によって虫歯菌が作り出す酸から歯が保護されることは随分昔に明らかにされていました。 そして最近の研究では、それまで考えられていた以上に、フッ素がエナメル質の奥にまで浸透して、これを硬くしていることが示されました。

今回の研究では、ハイドロキシアパタイト(歯の成分であるリン酸カルシウム)で作った人工の歯を用いた実験により、フッ素に虫歯菌が歯にくっつく粘着力を弱める作用のあることが示されました。

フッ素により粘着力が衰えた虫歯菌は、唾液や歯磨きなどで容易に洗い流されます。