葉酸のサプリメントが緑内障の予防に有効かも

(2014年5月) "JAMA Ophthalmology" 誌に掲載された米国の研究によると、葉酸の摂取量を増やすことによって、落屑緑内障(EG)と続発性緑内障(SEG)のリスクを減らせる可能性があります。

研究の方法

緑内障ではない40歳以上の女性 78,980人と男性 41,221人に、食事に関するアンケートに回答してもらい、眼科検診の結果を報告してもらいました。

結果
結果は次の通りです:
  • 葉酸の摂取量の多さにおいて上位20%(654μg/日以上)のグループでは、下位20%のグループに比べて、EG および SEG の相対リスクが25%減少していた。 [95% CI, 0.54-1.04; P = 0.02]
  • 葉酸総摂取量のうち、サプリメントに由来する葉酸の摂取だけに限ると EG/SEG のリスクは減少していた。
  • 食事に由来する葉酸(葉酸塩)の摂取だけに限るとリスクの減少は見られなかった。
  • ビタミンB6 と B12 については EG および SEG のリスクへの影響は見られなかった。
  • マルチビタミンの服用頻度が多い人では、EG および SEG のリスクが示唆的に減少していた(マルチビタミンを週に6回以上服用するという習慣が現在あるグループと、マルチビタミンを服用していないグループとの比較において、多変数相対リスクが16%減少していた [RR=0.84; 95 %CI, 0.64-1.11; P = 0.06])。
コメント
研究者は次のように述べています:
「葉酸の摂取量が多いグループでは、EG/SEG のリスクが示唆的に減少していた。 この結果により、ホモシステインが EG/SEG の原因である可能性が増した(葉酸やその他のビタミンB は、ホモシステインの分解に関与しています。)」
「健康食品の安全性・有効性情報」によると、日本における中高年の葉酸推奨摂取量は男女共に240μg、上限量は 1,400μgとされています。