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葉野菜を食べる量を増やすと偏頭痛のリスクが下がる

(2015年2月) "Headache" 誌に掲載されたクイーンズランド工科大学(オーストラリア)の研究によると、葉酸塩(folate)の摂取量を増やすことによって偏頭痛が起こる頻度を減らせるかもしれません。

葉酸塩はホウレン草などの青葉の野菜に豊富に含まれています。

過去の研究では、葉酸(folic acid)・ビタミンB6・ビタミンB12のサプリメントによって偏頭痛の症状が軽減されることが示されていますが、今回の研究では食事に含まれる葉酸塩の効果を調べました。

研究の内容
この研究では前兆(*)を伴うタイプの偏頭痛に悩む白人女性141人を対象に、葉酸塩の摂取量と偏頭痛の頻度および程度を調査しました。
(*) 前兆とは、目がチカチカするとか、波打つ線が見えるなどの閃輝性暗点の症状の他、知覚麻痺、刺すような痛み、嗅覚の異常などのことで、「オーラ」とも呼ばれます。

その結果、食事に含まれる葉酸塩に由来する葉酸の摂取量と偏頭痛の頻度とのあいだに統計学的に有意な関係(摂取量が多いほど頻度が少ない)が見られました。

さらに、葉酸摂取量による偏頭痛の頻度の違いには MTHFR という遺伝子が影響していました。 この遺伝子は、ホモシステインの体内量などに関与していると考えられています。

ホモシステイン
ホモシステインはアミノ酸の一種で体内で生産されますが、体内に大量に存在すると心臓病や、脳卒中、骨粗鬆症のリスクが増加するほか、神経血管内皮を撹乱して偏頭痛の原因になると考えられています。 ホモシステインを分解するには、葉酸と、ビタミンB6、ビタミンB12 が必要となります。