「最新健康ニュース」のコンテンツを閲覧以外で利用する方は「引用・転載・ネタ探しをするときのルール」をご覧ください。

葉酸塩やビタミンB6の摂取量が多いと膵臓ガンのリスクが低い

(2018年6月) "European Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたインディアナ大学(米国)などによる研究で、葉酸塩(ビタミンB9)の摂取量が多いと膵臓ガンになるリスクが低く、葉酸塩に加えてビタミンB6の摂取量も多いと、このリスクがさらに低いという結果になりました。
Andrew R. Marley et al. "Intake of methyl-related nutrients and risk of pancreatic cancer in a population-based case-control study in Minnesota"

研究の背景

葉酸塩・ビタミンB6・ビタミンB12・メチオニン(必須アミノ酸の一種)はDNAの合成やメチル化に関与しています。 そこで研究チームは、こうした栄養素が膵臓ガンのリスクに影響するのではないかと考えました。

研究の方法

膵臓ガンの患者150人と、この150人と年齢・性別・人種的に釣り合う非患者459人とで、食事から摂る葉酸塩・ビタミンB6・ビタミンB12・メチオニンの量を比較しました。

結果

次の結果となりました:
  • 葉酸塩の摂取量が最大のグループは最少のグループに比べて、膵臓ガンのリスク(オッズ比)が69%低い。
  • 葉酸塩とビタミンB6の摂取量の合計が最大のグループは最少のグループに比べて、膵臓ガンのリスクが76%低い。
  • ビタミンB12とメチオニンに関しては、摂取量と膵臓ガンのリスクとの間に関係が見られなかった。

葉酸塩やビタミンB6を豊富に含む食品

葉酸塩は、枝豆・そら豆・大豆・しいたけ・まいたけ・芽キャベツ・ほうれん草・ブロッコリー・よもぎ・春菊・アスパラガス・卵・イースト・レバーなどに豊富に含まれています。

ビタミンB6は、全粒穀物・豆類・果物(バナナやアボカド)・野菜(ホウレン草やジャガイモ)・乳製品・赤身肉・レバー・魚などに含まれています。