ベジタリアンには抑鬱が多いが、野菜や果物を食べない人にも抑鬱が多い

(2018年11月) "Nutrients" 誌に掲載されたフランスの研究で、食生活と抑鬱のリスクとの関係が調査されています。

研究の方法

18~69才の男女9万人を対象とする横断研究で、食生活などに関するアンケートと抑鬱症状に関するアンケート(CES-D)を実施しました。

CES-Dのスコアが19以上の場合を「抑鬱である」とみなしました。

結果

ペスコ・ベジタリアン(魚は食べるベジタリアン)やラクト-オボ・ベジタリアン(乳製品と卵は食べるベジタリアン)は、抑鬱のリスクが高い(+43%+36%)という結果でした。 豆類の摂取量が少ない場合にリスクの増加が目立ちました。

ビーガン(魚・卵・乳製品も食べない完全な菜食主義者)では抑鬱のリスクが高くありませんでしたが、これはビーガンの人数が少なかった(81人)ためかもしれません。

また、特定の食品カテゴリー(肉・鶏肉・魚・卵・乳製品・果物・野菜・豆類・穀類)を食べない場合には、次のように抑鬱リスクが増加していました:
  • 野菜を食べない: +71%
  • 果物を食べない: +62%
  • 穀類を食べない: +61%
  • 鶏肉を食べない: +50%
  • 魚を食べない: +40%
  • 肉を食べない: +37%
  • 乳製品を食べない: +24%
  • 豆類を食べない: +22%
  • 卵を食べない: +22%

まとめ

ベジタリアンは抑鬱のリスクが高いけれど、野菜や果物を食べないのは抑鬱のリスクがもっと高いと言うわけですね。

ただし、特定の食品カテゴリーを食べないと抑鬱が生じやすくなるのではなく、精神状態に問題があるから特定の食品カテゴリーを食べないという可能性も十分に考えられます。