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コチニール色素などの着色料が口内炎の発生に関与?

(2017年1月) "International Journal of Dermatology" に掲載された研究によると、コチニール色素などの着色料が口内炎の発生に関与している可能性があります。

研究の方法
再発性アフタ性口内炎(*)に悩まされている患者24人と健常者22人を対象に、23種類の食品添加物のパッチ・テスト(†)を実施しました。

(*) やお歯科クリニックによると、いわゆる普通の口内炎が再発性アフタ性口内炎。

(†) アレルゲン(アレルギーの原因となり得る物質)を皮膚に貼り付けてアレルギー反応を調べる検査。
結果

1種類以上の食品添加物について検査結果が陽性となった人の率が、健常者では3人(13.6%)だったのに対して、口内炎患者では21人(87.5%)でした。 両グループの数字の差は統計学的にも有意でした。

口内炎患者において検査結果が陽性となることが多かった食品添加物は、コチニール色素(15人)、アゾルビン(11人)、アマランス(6人)でした。
着色料について
コチニール色素もアゾルビンもアマランスも赤色系の着色料です。
  • コチニール色素は、コチニールというカイガラムシの一種から採れることで有名です。
  • アゾルビンは日本では使用が認可されておらず、輸入食品に使用されているのが問題となることがあります。
  • アマランスは、通称「赤色2号」と呼ばれる合成着色料で人体への有害性が懸念されており、米国や北欧では使用が禁止されています。
結論
今回の結果に基づき、研究チームは「食品添加物がアフタ性口内炎の発生に関与している可能性がある」と結論付けています。