食生活パターンと心臓病・脳卒中・2型糖尿病になるリスク

(2018年6月) "European Journal of Nutrition" に掲載されたルンド大学(スウェーデン)による研究で、食生活パターンと心臓病・脳卒中・2型糖尿病のリスクとの関係が調査されています。

研究の方法

スウェーデン在住で心臓病・脳卒中・糖尿病ではない45~74才の男女2万人超(61%が女性)を対象に、食生活を調べたのち15年間にわたり心臓病(冠動脈イベント)・脳卒中・2型糖尿病の発生状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に2型糖尿病が 2,206件、心臓病が 1,571件、脳卒中が 1,332件発生しました。

健康的なタイプの食生活

健康的なタイプの食生活(*)をしている人は(そういう食生活でない人に比べて)、男性では25%および女性では18%、2型糖尿病になるリスクが低下していました。

同様に心臓病のリスクも、男性で23%および女性で17%低下していましたが、心臓病に関しては統計学的な有意性が微妙でした。

また男性に限り、このタイプの食生活を続けている場合に虚血性脳卒中(脳卒中の大部分を占める)になるリスクも31%低下していました。
(*) 果物・野菜・食物繊維が豊富な(たぶん「全粒穀物が使用された」という意味)パン・朝食用のシリアル・魚・低脂肪ヨーグルトをよく食べ、食物繊維が乏しいパンをあまり食べないという食生活。

その他の食生活

低脂肪の乳製品を特徴とする食生活(*)をしている人でも2型糖尿病のリスクが低下していました。 また、男性に限り野菜とドレッシングを特徴とする食生活の人は心臓病のリスクが低下していました。
(*) 低脂肪マーガリン・低脂肪乳・低脂肪ヨーグルトの摂取量が多く、バターの摂取量が少ない。