外国語を勉強すると脳が成長する

(2012年10月)スェーデンの Lund University の研究によると、外国語の習得により脳が成長する可能性があります。

研究の方法

この研究では18才の青年14人を対象に、13ヶ月以内にアラビア語、ロシア語、またはダリ語(アフガニスタンの言葉)を習得する訓練を行いました。 14人は毎日8時間(週末も休日も)いずれかの外国語を勉強し、一週間あたり300~500の単語を覚えました。

比較対照用のグループには医学や認知科学を専攻する大学生を用い、3ヶ月おきに言語を学ぶグループと医学・科学を学ぶグループの両方をMRIで検査しました。

結果

医学・科学のグループでは脳の構造に変化が見られませんでしたが、言語グループでは大脳皮質の3つの領域と海馬が成長していました。 海馬は脳の器官の1つで、新しい物事の学習や空間的把握能力に関与しています。

脳の成長の度合いや成長する部位は外国語習得の成績や努力量によって異なっており、例えば、言語能力に優れる学生では大脳皮質のうち言語習得に関わる部分と海馬の成長が著しく、努力量の多い学生では中前頭回(大脳皮質の一部)が著しく成長していました。