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わずか2週間だけでも歩行量が減ると肉体が劣化する

(2017年5月) ポルトガルで開催中の "European Congress on Obesity" で発表されたリバプール大学の研究により、わずか2週間だけでも歩行量が減ると筋肉が減少したり、糖尿病・心臓病・早死などのリスクが増加しかねないような体の変化が生じることが明らかになりました。

研究の方法

健康な男性28人に14日間にわたり歩行量を普段の20%未満(約 1,500歩/日)に減らしてもらうという試験を行いました。 男性たちの平均年齢は25才、1日あたりの歩行量は1万歩ほど、体重は少し太め(BMIの平均値が25)でした。

そして、この14日間の前後に、筋肉量や心肺機能などを検査しました。

結果

歩行量を減らした14日間のうちに、筋肉が減り(*)体脂肪が増えました。 体脂肪は特に、慢性疾患のリスク要因であるとされる腹部脂肪が増えていました。 さらに心肺機能も衰えていました。 走れる距離が短くなり、走る速度も落ちていたのです。
(*) 足の筋肉だけで平均210gの減少。 全身では平均360gの減少。

類似研究

"Journal of Rehabilitation Medicine"(2015年)に掲載されたコペンハーゲン大学の研究では、若者のグループと高齢者のグループに片脚にレッグ・パッドを装着して筋肉をほとんど使えない状態で2週間を過してもらうという実験を行って、筋力が若い人で1/3、そして高齢者では1/4低下するという結果になっています。 足の筋肉の量も当然のことながら減っており、若者で平均485g、高齢者で平均250gほどの減少でした。

筋肉が衰えたのちに自転車を用いたトレーニングを週に3~4回行ったところ、筋肉量は回復したものの筋力は当初の水準にまで戻りませんでした。 衰えた筋力を回復するには筋力トレーニングが必要なのだと思われます。
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