糖質が体内で果糖に転換されて脂肪肝などの原因に

(2013年9月) 近年の複数の研究で、果糖が肥満とインスリン抵抗性のリスク要因であることが示唆されていますが、"Nature Communications" に掲載されたコロラド大学の研究によると、食事から摂取される果糖だけでなく体内で作られる果糖も脂肪肝およびインスリン抵抗性の原因となっている可能性があります。 果糖は体内では肝臓によって果糖以外の糖質から転換されることで生じます。

この研究ではマウス実験により、ブドウ糖を与えられたマウスの肝臓においてブドウ糖から果糖が生じ、その果糖が肥満とインスリン抵抗が発生する要因となっていることを確認しました。

研究者は次のように述べています:
「今回の結果から、炭水化物によって脂肪肝およびインスリン抵抗が生じる原因の大部分が、(体内で)ブドウ糖から作られた果糖にあることが示唆されます」
別の研究者は次のように述べています:
「高グリセミック食品が肥満とインスリン抵抗性のリスク要因となる理由の一部は、(高グリセミック食品に由来する)ブドウ糖が体内で果糖に転換されるからだと考えられます」 (果糖が肥満とインスリン抵抗性の要因として大きいはずなのに、果糖を必ずしも含んでいない高グリセミック食品が脂肪肝とインスリン抵抗性の原因となるのが不可解に思えるが、体内でブドウ糖から作られた果糖が犯人であると考えれば説明がつくということでしょう)