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果糖はブドウ糖と同じカロリーでも満腹感につながらない

(2013年1月) イェール大学の研究によると、果糖が脳に影響を与えて食べ過ぎの原因になっている可能性があります。 果糖の入った飲み物を飲んだ後、脳はブドウ糖を摂取したときのような満腹感を感じないというのです。
糖類には、果糖・ブドウ糖・ショ糖(普通の砂糖。果糖とブドウ糖とが半々の割合で含まれる)などがありますが、糖類の種類によって代謝のされ方が異なるため、同じカロリーでも体への作用が異なります。
研究の方法

この研究では、普通体重の若者20人にブドウ糖または果糖の入った飲み物を飲んでもらい、その前後で脳の血流がどのように変化するかを MRI を用いて検査しました。

結果

ブドウ糖入りの飲料を飲んだグループでは、脳の領域のうち食物に関する欲求/報酬に深く関わる部分の活動がオフになりましたが、果糖入りの飲料を飲んだグループでは、脳のこの部分がオフになりませんでした。

つまり、果糖を摂取してカロリーは摂っているのに脳がそれを認識しないために食欲が満たされないというわけです。

MRI による観察結果を裏付けるかのように、果糖飲料を飲んだグループは「飲んだ後でもお腹が空いている」と回答しています。

補足
今回の研究は普通体重の人を対象に行われましたが、肥満の人では果糖に対する反応が異なる可能性があります。 研究グループは現在、肥満者を対象とした調査を行っています。