果糖により塩分が体外に排出されにくくなり、その結果...?

(2016年4月) 米国サンディエゴで開催中の "Experimental Biology 2016" で発表された ヘンリー・フォード病院の研究によると、米国人が平均的に摂取する程度の量の果糖であっても塩分が体外へと排出されにくくなります。

研究の方法
マウスを次の5つのグループに分けて2週間飼育しました:
  1. 普通のエサのグループ(9匹)
  2. 塩分が多いエサ(*)のグループ(5匹)
  3. 飲み水に果糖を20%(†)混入されるグループ(9匹)
  4. 飲み水にブドウ糖を20%混入され、塩分が多いエサ(*)を与えられるグループ(9匹)
  5. 飲み水に果糖を20%混入された挙句、塩分の多いエサを与えられるグループ(18匹)

(*) 1週間目までは普通のエサ。 2週間目から塩化ナトリウム4%のエサ。

(†)清涼飲料水に用いられる果糖の量を模した量。
結果

4のグループでは、塩分が体外に排出される量が減ったために体内で塩分過剰となっていました。 そしてその結果、4のグループでのみ血圧が上がっていました。

1~3のグループの収縮期(最高)血圧が121~125mmHgだったのに対して、4のグループの収縮期血圧は125~140mmHgでした。