果物で女性の鬱リスクが下がるが野菜では下がらない?

(2014年12月) "European Journal of Clinical Nutrition" 誌に掲載されたクイーンズランド大学(オーストラリア)の研究によると、果物を食べる量が女性の鬱リスクに影響している可能性があります。 女性は男性の約2倍も鬱になりやすいと言われています。

研究の方法

6,271人のオーストラリア人女性(平均年齢55.45才)の野菜・果物の摂取量と鬱症状発症の状況を6年間にわたり追跡調査しました。

結果

6年間のうちに鬱症状になったのは381人(6.1%)でしたが、果物を1日に2食分食べるという女性では、鬱症状のリスク(オッズ比)が14%低下していました。 この14%という数字は、喫煙習慣・飲酒習慣・BMI ・運動習慣・婚姻状態・教育水準・カロリー摂取量・魚介類摂取量・共存症など鬱のリスクに影響すると考えられる要因を考慮したうえでのものです。

この調査ではさらに、野菜の摂取量が多いグループには鬱を抱えている人が多いという関係も見られました。

解説
果物でのみ摂取量が多いグループでは鬱のリスクが減っていた理由について、研究者は次のように述べています:
「果物には抗炎症性の化合物やレスベラトロールなどの抗酸化物質が大量に含まれているのに対して、野菜はそうではないからかもしれません」