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果物と野菜をたくさん食べると幸せになれる?

(2014年9月) "*BMJ Open*" に掲載されたウォーリック大学(英国)の研究で、果物と野菜の摂取量が多い人は精神的幸福感(mental wellbeing)が高い傾向にあるという結果になりました。出典: Major health-related behaviours and mental well-being in the general population: the Health Survey for England

精神的幸福感

精神的幸福感が低い人は精神疾患などのリスクが増加しますが、精神的幸福感が高いというのは、精神疾患などのリスクが低いというだけでなく、気分が良い、楽天的・幸福である、自己評価が高い、気力の回復力が強い、他人と上手くやっていけてるという状態でもあります。

研究の方法

16才以上の英国人1万4千人(女性56%)を調査しました。 精神的幸福感の評価には Warwick-Edinburgh Mental Wellbeing Scale というアンケートを用い、スコアにおいて上位15%に含まれる人を「精神的幸福感が高い」に分類し、下位15%に含まれる人を「精神的幸福感が低い」に分類しました。

結果

野菜・果物を週に5人前以上食べると答えたグループでは33.5%が精神的幸福感が高かったのに対して、週に1人前未満しか食べないと答えたグループで精神的幸福感が高かったは6.8%に過ぎませんでした。

精神的幸福感が高かったグループで(週に果物・野菜を)3~4人前食べていたのは31.4%、1~2人前食べていたのは28.4%でした。

喫煙習慣も影響
この研究では果物・野菜の摂取量以外の生活習慣についても調査しましたが、果物・野菜の摂取量以外で精神的幸福感に影響していたのは男女ともに喫煙習慣だけでした。 飲酒習慣や肥満は影響していませんでした。
日本では果物が非常に高価なうえに(味的に)当たり外れがあるのが難点ですね。 野菜も高いし。 果物・野菜の摂取量が多い人は生活に金銭的な余裕がある人が多くて、それゆえに精神的幸福感が高い傾向にあるという可能性もあるのでは無いでしょうか。