果物を200g食べるごとに脳卒中のリスクが32%低下する

(2014年5月) "Stroke" 誌に掲載された中国のメタ分析によると、野菜と果物の摂取量を増やすことで脳卒中が起こるリスクを減らせると考えられます。

研究の方法

過去19年間に発表された20の研究(欧州8つ、日本・中国6つ、米国6つ)のデータ(データの人数は約76万人、脳卒中の件数は約1万7千件)を分析し、野菜・果物の消費量が脳卒中のリスクに与える影響を調べました。

結果

果物・野菜の摂取量が200g/日増えるごとに、果物では32%、そして野菜では11%、それぞれ脳卒中のリスクが低下していました。

果物・野菜の脳卒中リスク低減効果は、脳卒中の種類(虚血性か出血性か)による差も、性別による差も年齢(55才より若いかどうか)による差もありませんでした。参考記事: 若い人でも(子供でも)脳卒中の症状に注意が必要

解説
研究者は次のように述べています:
「健康な人にとっても、食事内容と生活習慣(喫煙や運動)の改善は心臓疾患や脳卒中のリスクを減らすうえで非常に大切です。 特に、果物と野菜は、摂取カロリーをほとんど増やすことなくビタミンと、ミネラル、食物繊維を摂ることができるので大変健康的です」参考記事: 食物繊維が脳卒中予防に有効
世界保健機構(WHO)の推算によると、1日に食べる果物と野菜の量を600g増やすことで、虚血性脳卒中(血栓による脳卒中)のリスクが世界中で19%減少します。