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ニンニクを食べた後の口臭を軽減するにはハーブや野菜を生で食べると良い

(2016年9月) ニンニクを食べた後に生じる口臭は最長で24時間も持続しますが、"Journal of Food Science" に掲載されたオハイオ州立大学の研究によると、ニンニクを食べた後の口臭を軽減するには生のリンゴやレタス、ミントを食べると良いでしょう。

研究の方法
被験者たちに、ニンニク3gを25秒間にわたり咀嚼した直後に水・緑茶・レタス・りんご・ミントの葉(*)のいずれかを摂取してもらいました。 そして、その1分~60分後にかけて被験者たちの吐く息に含まれるニンニクの臭いの成分(†)の量を測定しました。

(*) りんごは加熱調理したもの・生・ジュースの3通り、レタスは生または加熱調理したものの2通り、ミントの葉は生またはジュースの2通りを試した。

(†) 二硫化アリル、アリル・メルカプタン、アリル・メチル・ジスルフィド、アリル・メチル・スルフィドといった揮発性物質。
結果
  • ニンニクを咀嚼した後に生のレタスまたはリンゴを食べたときには、ニンニクを咀嚼してから30分後が経過した時点におけるニンニク臭が、ニンニク咀嚼後に水を飲んだ場合に比べて50%軽減されていた。
  • ミントの葉は、ニンニク由来の口臭の原因となる全ての揮発性物質に関して、生のレタスやリンゴ以上の消臭効果があった。
  • リンゴやミントをジュースにすると、口臭軽減効果が低下した。
  • 加熱調理したリンゴとレタスは、 二硫化アリルとアリル・メルカプタンの軽減にのみ効果を発揮した。
  • 緑茶は、ガーリックによる口臭の軽減に効果が無かった。
この研究の一環として行われた実験によると、ローズマリーや、オレガノ、ペパーミント、セージ、ライムなどのハーブ類の成分であるロスマリン酸にも、ニンニクによる口臭を軽減する効果が期待できるかもしれません。 実験では、ニンニクをロスマリン酸など数種類の物質と混ぜた後に臭いを測定しました。
解説

レタス・りんご・ミントといった食品を食べてニンニクの口臭が軽減されるのは、これらの食品に含まれる酵素やフェノール類に臭いの原因となる揮発性物質を破壊する作用があるためです。

しかしながら、酵素は加熱により失われてしまいます。 生の食品のほうが軒並み消臭効果が強いのは、生の食品では消臭効果を発揮する物質として酵素とフェノール類の2つがあるのに対して、加熱した食品ではフェノール類しか残っていないためです。