ニンニクに胃ガン予防の効果は無い?

(2018年3月) "International Journal of Cancer" に掲載されたハーバード大学などによる前向きコホート研究で、ニンニクは胃ガンの予防に効果が無いという結果となりました。

これまでに多数のケース・コントロール研究でニンニクに胃ガンを予防する効果のある可能性が示されていましたが、ニンニクの胃ガン予防効果を調べた前向きコホート研究(*)はこれまでに行われていませんでした。
(*) ケース・コントロール研究よりも信頼性が高いとされる。

研究の方法

米国に住む成人男女11万6千人超(女性が約7万7千人)にニンニク摂取頻度などを尋ねたのち最長で30年間にわたり胃ガンの発生状況を追跡調査しました。

また、今回のデータのごく一部(600名ほど)のデータを用いて、ニンニク摂取量とピロリ菌(*)への感染との関係を横断的に調べました。
(*) 正式名称は Helicobacter pylori(ヘリコバクター・ピロリ)。世界の人口の約半分がピロリ菌に感染している。 ピロリ菌は感染者の一部において胃ガンや胃潰瘍の原因となる。

結果

追跡期間中に292人が胃ガンと診断されました。

ニンニクを食べる習慣が無かったグループとニンニクを食べる習慣があった各グループ(1回未満/週~5回以上/週)とで、胃ガンになるリスクに違いが見られませんでした。

ニンニク摂取頻度とピロリ菌感染状況との間にも関係が見られませんでした。