ジェルネイルにご注意

ジェルネイル(ジェル・マニキュア)は長持ちするうえに欠けにくいのですが、爪にトラブルが起こる可能性があるうえ、キュアリングに用いられる紫外線ランプで皮膚ガンのリスクも増加します。

ジェルネイルとは

ジェルネイルは従来のアクリル製マニキュアと比べると2週間ほど長持ちします。 ジェルネイルでは、塗布したジェルを紫外線ランプで硬化させます(これを「キュアリング」と言います)。 ジェルを爪から剥がすときには、爪をアセトン(体内でも生産され毒性も低いが、引火性のある有機化合物)に10~15分ほど浸します。

ジェルネイルの悪影響
爪へのダメージ

ところが、ジェルネイルを使用する際のこれらの処理が、爪が薄くなって、脆くなったり、薄く剥けたり、ひび割れたりする原因になります。 爪がこのように脆弱になる原因がジェルにあるのかアセトンにあるのかは不明です。

皮膚ガンのリスク

さらに、ジェルネイルを日常的に使用している場合には、紫外線ランプで皮膚がダメージを受ける恐れがあります。

ジェルネイルで使用される紫外線ランプのパワーは日焼けマシーンのものと比べて格段に弱いため、皮膚ガンのリスクは日焼けマシーンほどではありませんが、ジェルネイルで頻繁に紫外線を使用する場合には、爪床(爪の下の皮膚)に皮膚ガンが生じるリスクに留意しておきましょう。

対策
皮膚ガンへの対策

専門家の中には、ジェルネイルを使用する人に対して、紫外線ランプの使用時に、紫外線防止機能のある手袋の指先だけを切り取ったものを着用したり、紫外線防止機能のある布をかぶせることを薦めている人もいます。

2014年4月に "JAMA Dermatology" 誌に掲載された研究では、16軒のネイル・サロンの17の紫外線ランプを調査したうえで次のように結論付けています:
「キュアリング用の紫外線ランプを何度も使用しても、それが原因で皮膚ガンになるリスクは低い。 ただし、紫外線をブロックするクリームや手袋を使用するのが望ましい」
その他のアドバイス
  • 化学的・物理的なダメージを減らすため、ジェルネイルを常用しない。
  • 爪が脆くならないように、一日に数回、ワセリンなどの保湿剤爪に水分を補給する。
  • ジェルネイルを道具や他の爪で削らない。
  • 爪の感染症を防ぐため、ネイリストにはキューティクル(爪の甘皮)をいじらないようにしてもらう。
  • 爪がどうしても脆くなる場合には、ジェルネイルは諦めて従来のマニキュアを使用する。