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妊娠中に高脂肪の食事をしていると、生まれる子供が肥満体質に

(2014年1月) "Cell" 誌に掲載されたイェール大学などの研究によると、妊娠中に高脂肪の食品を食べていると、生まれてくる子供が一生を通して肥満になるリスクと、肥満に起因する代謝病(*)にかかるリスクが増加します。
(*) 肥満・2型糖尿病脂質異常症・非アルコール性脂肪肝など。
研究の方法

妊娠中のマウスに高脂肪のエサを与えるという実験を行いました。

結果

生まれてくる子供において、脳領域の1つである視床下部の神経結合に異変が生じ、同時に脳回路におけるインスリンのシグナル伝達が変化していました。 視床下部は代謝の調節に関与しています。

そしてこのような脳の異変のために、生まれた子供は生涯を通じてずっと肥満で、ブドウ糖の代謝に異常がありました。
高脂肪食の影響を特に影響を受けやすい時期

マウスでは生後にも視床下部が発達し続けるのに対して、ヒトでは胎児のうちに視床下部の発達が完了します。

マウスとヒトとのこのような違いから、ヒトの場合には妊娠13~26週目に母親の食事が胎児に長期的な影響を与える可能性が最も高くなると考えられます。
コメント
研究者は次のように述べています:
「妊娠中の女性が食事の内容を改善することによって、生まれてくる子供が肥満になるのを避けられるだけなく、(遺伝によりそもそも肥満になるリスクが高い子供の)肥満体質を逆転させることすら可能だと考えられます」