食欲を増進するホルモンが飲酒欲も増進していた

(2014年10月) グレリンという胃から分泌されるホルモンがあります。 グレリンには食欲を増進する作用がありますが、"Biological Psychiatry" 誌に掲載された米国の研究によると、このホルモンは「お酒を飲みたい」という欲求も増進すると考えられます。

研究チームは、アルコールも高カロリー食品であるという点に基づいて、今回の研究を行いました。

この研究では、アルコール依存症を放置している大酒のみの男女45人を3つのグループに分け、そのうちの2つのグループにのみグレリンの用量を変えて静脈注射で投与しました。 3つ目のグループには何も投与せず、比較対照用のグループとなってもらいました。

グレリン投与の後、アルコール飲料またはジュースに対する欲求を測定したところ、グレリンを投与されなかったグループに比べて、グレリンを投与されたグループではアルコール飲料を飲みたい気持ちが高まっていました(ジュースに対しては飲みたい気持ちは高まらなかった)。

将来的には、グレリンをアルコール依存症治療のターゲットとすること(グレリンを遮断する薬の開発)が考えられます。