グラスの形や注ぎ方で、お酒を注ぐ量が変わる

(2013年) "Substance Use & Misuse" 誌に掲載された米国コーネル大学の研究において、ワインをグラスに注ぐ量が無意識のうちに多くなってしまう状況に関する調査がなされています。

この研究では、週に一度はワインを飲むという学生(全員が飲酒可能な年齢に達していました)73人に参加してもらい、様々なグラスの形や、ワインの注ぎ方でグラスにワインを注ぐという実験を行いました。 結果は次の通りです:
  • ワイングラスの口径が大きい場合には、注がれるワインの量が11.9%増えていました。 つまり、同じ容量のグラスでも、背の高いグラスより、背が低くて開口部が大きいグラスのほうが、注ぐワインの量が増えてしまうということです。
  • (グラスをテーブルに置いている場合に対して)自分が手に持っているグラスにワインを注ぐ場合には、注がれるワインの量が12.2%増えていました。 片手でボトルを持つために微妙な加減が出来ないうえに、手に持ったグラスが不安定なために、ワインを景気よく注いでしまうのでしょうか。
  • グラスとワインが同じ色である場合(例えば、透明のグラスに白ワインを注ぐ場合)には、注がれるワインの量が9.2%増えていました。 グラスにワインがどれだけ注がれたのか確認しにくいのが原因です。
ただし、いずれの場合も、ワインを注いだ人は、ワインを注ぎ過ぎたときに、そのことをかなりの確度で自覚していました。 実験後のアンケートで、上記の3つ(グラスの口径など)が、ワインの注ぎ過ぎの一番の原因であると回答していたのです。