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地球温暖化により地球上で流通するDHAやEPAが減少する

(2016年4月) 健康にとって色々と有益であるということで最近注目されているオメガ3脂肪酸(DHAやEPAなど)ですが、"Cell Chemical Biology" 誌に掲載されたライアソン大学(カナダ)の研究によると、地球温暖化により地球上で作り出されるオメガ3脂肪酸の量が減少する恐れがあります。

地球におけるオメガ3脂肪酸の流通

ヒトはオメガ3脂肪酸を体内で作り出すことはできないため、主として魚介類を食べることでこれを補給する必要があります。 オメガ3脂肪酸は、海水あるいは淡水に生きる藻類が作り出したものが食物連鎖によって魚介類へと引き継がれます。

そして、藻類は水温の変化に適応するために特定の脂肪酸を消費するため、地球温暖化による水温の上昇は藻類によるDHAとEPAの生産に悪影響を及ぼすと考えられます。

研究の方法

これまでに行われた研究のデータを用いて、世界各地に生息する様々な種類の藻類がDHAとEPAをどの温度のときにどれくらい生産するかを調べ、気候変動モデルから導き出される各地の温度上昇率を適用しました。

オメガ3脂肪酸の減少量

研究チームの推算によると、水温が2.5℃上昇すると地球上で流通するEPAの量は8.2%、DHAの量にいたっては27.8%も減少します。

これまでに行われた他の研究によると、現時点で地球上に存在するDHA・EPAの量でも人類にとってギリギリ足りるだけの量でしかありません。

オメガ3脂肪酸のためにできること
二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの発生量を抑えるように頑張りましょう。 オメガ3脂肪酸のために個人でできることは次のようなものです:
  • 節電・節ガスなど省エネを心がける。
  • 自家用車・バイク・原動機付き自転車・飛行機・ヘリコプターの利用を慎む。 代替交通手段としては、徒歩・自転車・帆船・ハングライダーなどのクリーンで静音な交通手段が推奨されます。
  • 巨木を育てる(大きければ大きいほど良い)。
  • スーパーのレジ袋をゴミ袋として使えるように地方自治体に圧力をかける。
    市指定ゴミ袋を強制しレジ袋をゴミ袋として使えないようにすると、本来ならゴミ袋として使えるはずのレジ袋を市指定ゴミ袋に入れて捨てることになり、かえって環境への負担が増します。