グルコサミンにカロリー制限とアンチエイジングの効果?

(2014年4月) "Nature Communications" 誌に掲載されたスイスの研究によると、関節炎用のサプリとして市販されているグルコサミン(関節炎には効果が無いという研究がありますが)に、炭水化物の消化を阻害して摂取カロリー量を減らし、寿命を延ばす効果があるかもしれません。

この研究では、2才足らず(ヒトで言えば65才程度)のマウス146匹を2つのグループに分けて、一方のグループにはグルコサミンを与え、もう一方には与えませんでした。

その結果、グルコサミンを与えられたグループでは、寿命が10%(ヒトで言えば8年間に相当する程度)延びていたのです。

研究グループはさらに生体外実験を行って、糖の大きな分子が小さな分子に分解されるのを阻害する作用がグルコサミンにあることを明らかにしました。 つまり、ローカーブ・ダイエット(パンやゴハンなどの炭水化物の摂取量を減らす食事法)を実践するのと同じ効果がグルコサミンにあると考えられるわけです。

ただし研究チームは、ローカーブ・ダイエット効果と延命効果との関係も、今回の結果をヒトにも適用できるかどうかも不明だとしています。

(ローカーブ・ダイエットでは炭水化物を減らす代わりに脂肪の摂取量を減らすと思いますが、今回のマウス実験ではグルコサミンを与えたグループのエサで脂肪を増やしたわけではないでしょうから、今回明らかになったグルコサミンの効果は、ローカーブ・ダイエットというよりは、炭水化物の吸収を阻害するダイエット薬のようなものではないでしょうか。 摂取カロリーを40%減らすとテロメアが短くなりにくいという研究があります。)