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グルテン・フリーの食生活でヒ素や水銀に汚染される?

(2017年2月) "Epidemiology" 誌に掲載されたイリノイ大学シカゴ校の研究によると、グルテン・フリーの食生活を送っている人はヒ素や水銀に汚染されるリスクが高い恐れがあります。 ヒ素や水銀といった毒性の金属は神経に悪影響を及ぼしたり心臓病やガンの一因となったりします。

グルテンとは

グルテンとは、小麦・ライ麦・大麦などの穀物に含まれる植物性タンパク質のことで、小麦粉の粘り気の素となります。 強力粉には多く含まれ、薄力粉にはあまり含まれていません。 グルテンは、食品だけでなくビタミン剤や、サプリメント、医薬品、リップ・クリーム、切手や封筒の糊にも使われています。

グルテン・フリー

「グルテン・フリー」とは「グルテンを排除した」という意味です。 グルテン・フリーの食事は、グルテンが原因となるセリアック病という自己免疫疾患の患者にとって不可欠ですが、米国ではセリアック病でない人の間でも「炎症を減らしてくれる」という理由で流行しています。 ただし、グルテン・フリーの食事に炎症を減らす効果があるという信頼できるデータは存在しません。

グルテン・フリー → お米

グルテン・フリーの食事には日本人の主食である米(コメ)がよく利用されますが、米は生物的にヒ素や水銀を蓄積しやすいため、肥料・土壌・水源に由来するヒ素や水銀による汚染が懸念されています。

研究の方法

米国に住む6~80才の男女 7,471人のデータを調べました。 7,471人のうち73人がグルテン・フリーの食生活を送っていました。

結果

グルテン・フリーの食生活を送っていた人たちはグルテン・フリーでない人たちに比べて、ヒ素の尿中濃度は90%、水銀の血中濃度は70%、それぞれ高くなっていました。

留意点
今回確認された程度のヒ素や水銀の増加が具体的にどのような影響を健康に及ぼすかは、現時点では不明です。 また、ヒ素と水銀の増加はグルテン・フリーの食事で米を食べるせいだと推測されますが、この点について今回の研究で実際に調べたわけではありません。