血糖値コントロールに最も適した食生活

(2018年1月) "European Journal of Epidemiology" に掲載されたヒト栄養研究所(ドイツ)などによるネットワーク・メタ分析によると、2型糖尿病患者の血糖値コントロールには低糖質食やパレオ・ダイエットなどよりもメディテラネアン・ダイエットのほうが効果が高いようです。

メタ分析の方法

成人の2型糖尿病患者を被験者として食事療法(*)と血糖値の関係を少なくとも12週間以上にわたり調べた56のランダム化比較試験(2017年7月までに発表されたもの)のデータを分析しました。 被験者数は56の試験の合計で5千人弱でした。
(*) 低脂肪・ベジタリアン・メディテラネアン・高タンパク・低糖質・中糖質・低グリセミック・パレオの8種類。

結果

いずれの食事療法もHbA1c値や空腹時血糖値の改善に効果がありました。 改善の幅(低下幅)はHbA1c値が-0.47~-0.82%で、空腹時血糖値が-1.00~-1.61mmol/Lでした(いずれも普通の食事をしたときと比べて)。

HbA1c値

HbA1c値を改善する効果が最も高かったのは低糖質食で、2番目がメディテラネアン・ダイエット、3番目がパレオ・ダイエットでした。

空腹時血糖値

空腹時血糖値を改善する効果が最も高かったのは断トツでメディテラネアン・ダイエットで、2番目がパレオ・ダイエット、3番目がベジタリアン・ダイエット(肉を食べない)でした。

結論

総合的に見て、血糖値コントロールに最も適しているのはメディテラネアン・ダイエットであるという結果でした。