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グリセミック指数の低い食事に加齢性黄斑変性の進行を抑制する効果?

(2017年5月) "Proceedings of the National Academy of Sciences" に掲載されたタフツ大学の研究によると、グリセミック指数(GI)が低い(血糖値の上昇が穏やかな)食事が加齢性黄斑変性(AMD)の予防にとって有益かもしれません。 マウス実験で、GIが高いエサから低いエサへと切り替えることによってAMDの発症が抑えられたのです。

加齢黄斑変性とは

加齢黄斑変性(AMD)は網膜が劣化する病気で、高齢者における視力低下や失明の主因です。 治療法は存在しません。 加齢のほか遺伝や喫煙などもAMDのリスク要因です。 AMDの初期症状は目のかすみです。

研究の方法

59匹の高齢マウスを次の3つのグループに分けました:
  1. 試験期間中に一貫して低GIのエサを与えられるグループ
  2. 試験期間中に一貫して高GIのエサを与えられるグループ
  3. 試験開始から半年間は高GIのエサを与えられ、それ以降は低GIのエサを与えられるグループ

結果

2と3のグループではAMDに見られる状態(*)が生じましたが、1のグループでは生じませんでした。

さらに研究チームにとっても意外なことに、3のグループは低GIのエサに切り替えることで、網膜のダメージが阻止されたり修復されたりして最終的には網膜の状態が1のグループと同程度となりました。
(*) 網膜色素上皮細胞や光受容細胞の機能喪失など。
研究者は次のように述べています:
「AMDを発症しつつある人は、高GI食を止めて低GI食にすると眼の健康にとって有益かもしれません」

食事のGIを下げる方法

食事のGIは、食物繊維が多い食品を料理に使用するほか、料理に酢を使うことでも下げることができます。 食事に20ml~60mlの酢を使用すると血糖値の上昇が穏やかになるとか、米を酢飯にして食べると米のGIが20~35%も下がるといった研究が存在します。
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