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血糖値が上がりやすい食生活で骨粗鬆症による骨折のリスクが増加?

(2018年5月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたカルロスⅢ世健康研究所(スペイン)などの研究で、グリセミック指数やグリセミック負荷が高い(血糖値が上がりやすい)食生活をしている人は骨粗鬆症による骨折のリスクが高いという結果となりました。
Jesús Francisco García-Gavilán et al. "Higher dietary glycemic index and glycemic load values increase the risk of osteoporotic fracture in the PREvención con DIeta MEDiterránea (PREDIMED)-Reus trial"

研究の方法

スペイン在住で心臓病や脳卒中のリスク要因を抱えている55~80才の男女870人を対象に、アンケート調査で食生活を調べて食生活のグリセミック指数(DGI)と食生活のグリセミック負荷(DGL)を割り出したのち、9年間ほどにわたり骨粗鬆症性の骨折の発生状況を追跡調査しました。

そして、DGIやDGLに応じてデータを3つのグループに分け、骨折のリスクに影響する様々な要因を考慮しつつ、グループ間で骨粗鬆症性骨折のリスクを比べました。

ジャガイモ畑

結果

追跡期間中に114件の骨粗鬆症性骨折が報告されました。

DGIが最高のグループは最低のグループに比べて、骨粗鬆症骨折のリスクが1.8倍でした。

DGLが最高のグループは最低のグループに比べて、骨粗鬆症骨折のリスクが3.2倍でした。

特にDGLで95%CIの範囲が幅広い(1.25~8.18)のが目立ちました。 95%CIの範囲が広いのはデータが少ないということなので、もっと大規模な研究で今回の結果を確認する必要があるでしょう。