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糖類や糖質の摂取量が多いとアルツハイマー病患者に見られる毒性物質が脳に溜まりやすい?

(2017年10月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたカンザス大学の研究によると、グリセミック負荷の高い食事によりアルツハイマー病になるリスクが増加する恐れがあるかもしれません。 グリセミック負荷の高い食事をしている人の脳にアミロイドβ(*)が多く見られたのです。
(*) アルツハイマー病患者の脳に蓄積することで知られる毒性のタンパク質。

研究の方法

認知機能が正常な高齢者128人を対象に次の3点を調査しました:
  1. 食生活の糖質面(*)
  2. 脳に蓄積するアミロイドβの量(PETスキャンで検査した)
  3. 認知機能(頭の冴え具合)の良し悪し
(*) 糖類(単純炭水化物)の摂取量、糖質(単純炭水化物+複合炭水化物-食物繊維)の摂取量、食生活のグリセミック負荷など。

結果

主な結果は次の通りです:
  • 脳に蓄積するアミロイドβが多かったのは33人(26%)で、このグループは食生活のグリセミック負荷が高く糖類・糖質の摂取量も多かった
  • 糖類の摂取量が多いと認知機能が低かった。
  • グリセミック負荷や糖質の摂取量と認知機能とのあいだには関係が見られなかった。

関連研究

"Journal of Clinical Investigation"(2015年)に掲載されたワシントン大学の研究ではマウス実験により、血糖値が高いとアミロイドβが蓄積しやすいことが示されています。

アルツハイマー病になるリスクが高いマウスにブドウ糖を注射して血糖値を2倍に増加させたところ、脳におけるアミロイドβの蓄積量が若いマウスでは20%、年を取ったマウスでは40%増加しました。

グリセミック負荷の下げ方

糖類の摂取量を減らすと食生活のグリセミック負荷が下がります。 食物繊維もグリセミック負荷を下げてくれます。 食物繊維は野菜や全粒穀物に豊富に含まれています。