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善玉ニキビ菌の不在がニキビの原因

(2013年3月) カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究によると、ニキビが出来るかどうかは「善玉」のニキビ菌が肌に住んでいるか否かにより決まっている可能性があります。

研究の方法

微生物DNAのゲノム分析によりニキビのある49人およびニキビの無い52人(平均年齢22歳、59人が女性で42人が男性)の鼻の毛穴に住む細菌の種類を調べました。

結果

これまで一種類だけと考えられていたニキビの原因菌である Propionibacterium acnes(P. acnes)が、ゲノムのレベルでは3種類に分類されることがわかりました。

そして、3種類の P. acnes のうち2種類が悪玉で1種類が善玉でした。 2種類の悪玉菌のうちの片方あるいは両方が顔に住んでいる人にはニキビがあることが多く、2種類の悪玉菌を破壊する善玉の P. acnes が顔に住んでいる人はニキビが無い健康な肌であることが多かったのです。

2種類の悪玉菌は、ニキビのある人では20%から検出されましたが、ニキビの無い人ではほとんど検出されませんでした。 善玉の P. acnes は、ニキビのある人たちからはほとんど検出されませんでした。

利用法

研究者によると、ニキビの原因として悪玉 P. acnes が多いケースと善玉 P. acnes が少ないケースとが存在するため、悪玉 P. acnes を一掃したうえで善玉 P. acnes を移植するとか、善玉 P. acnes の増殖を助長するなど患者に応じた治療法が考えられます。