光が老化や寿命に及ぼす影響(レビュー)

(2019年6月) 光が老化や寿命に及ぼす影響についてまとめたレビューが "Ageing Research Reviews" 誌に発表されています。
タイトル: Effects of light on aging and longevity
著者: Jie Shena & JohnTowerb.

レビューの要旨

  1. これまでの研究で、光が老化や寿命の調節において重要であることが明らかになりつつある。
  2. 紫外線の照射は突然変異原であり、老化を促進したり寿命を縮めたりしかねない。
  3. その一方で近赤外光が有益であることが疾患を抱える動物を用いた実験で示されている。
  4. 無脊椎動物(*)の実験では、可視光線の強度や波長構成により寿命が短くなったり長くなったりすることが示されている。

    (*) サンゴやミドリムシ、イカリムシ、昆虫、水虫、クラゲ、ヒトデ、ウニ、カニ、サザエ、アワビ、エビ、ミジンコ、カブトガニ、クモ、フナムシ、ダンゴムシ、でんでんむし、アメフラシ、ナマコなどが無脊椎動物。

    無脊椎動物には次の7つの区分が存在する: ①美味しいもの(例. カニ、バフンウニ)、②美味しそうなもの(例. ミジンコ)、③エディブルなもの(例. ナマコ)、④エディブルではあるが寄生虫がいるので食用の際に注意が必要なもの(デンデンムシ、タニシ)、 ⑤食べられないもの(例. サンゴ)、⑥食べてはいけないもの(例. スベスベマンジュウガニ)、⑦触れるだけでも危険なもの(例. ウンバチイソギンチャク、オニヒトデ、ミノカサゴ)。

    でも、ここで言う無脊椎動物とはたぶんハエとか。
  5. 可視光線はヒトの健康にも影響する。 網膜機能・睡眠・ガン・精神障害などに影響する。 可視光線がこのような作用を発揮するメカニズムとして次が考えられている: サーカディアン・リズムの調節・酸化ストレスの誘導・網膜経由での神経回路および神経系への影響
  6. 人口の照明(例.LED)の変化がヒトの健康に影響する可能性がある。