痛風とは

痛風は関節炎の一種で、血中で過剰になった尿酸が関節と腱およびその周辺組織で尿酸ナトリウムとして結晶化および蓄積するのが原因で起こります。 痛風になると、炎症により関節(特に下肢の関節)が腫れて激痛の発作が起こります。 痛みや関節機能の喪失が身体障害の原因となることもあります。

近年、痛風が関節炎だけでなく心臓発作や脳卒中、腎臓疾患(腎不全など)にも関与していることが示されつつあります。

尿酸の源

尿酸はプリン体が分解されて作られるほか、アルコールや糖が肝臓により代謝されることによっても作られます。 エタノール(アルコール)や糖は肝臓が尿酸を排出するのを邪魔したりもします。

尿酸に影響する食品

過去の研究では、プリン体を多く含む食品(アルコール飲料・赤身肉・魚介類など)と糖類の入った飲み物により尿酸値が増えて痛風が起こりやすくなることが示されています。 トマトも痛風のリスク要因として疑われています。 その一方で、コーヒー・乳製品・ビタミンCの摂取量が多い人では尿酸値と痛風リスクが低いことが報告されています。

痛風と性別

痛風は女性よりも男性に多く、例えば英国の 2014年のデータでは女性の罹患率が1.05%であるのに対して男性は2.49%となっています。

女性は更年期後に痛風にかかりやすくなります。 痛風が高齢者女性における関節炎としては最も一般的なものであるばかりか、高齢者女性の患者数が米国や英国で増えつつあるというデータも存在します。