グレープシード抽出物で大腸ガンの抗ガン剤の副作用が減り効果も増す

(2014年12月) "Plos One" に掲載されたアデレード大学(オーストラリア)の研究によると、結直腸ガン(大腸ガン)の抗ガン剤とグレープシード(ブドウの種)抽出物を併用することで、坑ガン剤の効果が増加するだけでなく、副作用も軽減される可能性があります。

大腸ガンの治療には、5-フルオロウラシル(製品名は「アドルシル」など)という抗ガン剤が最も一般的に用いられます。(この研究で5-フルオロウラシルが使われたということでしょうか)

グレープシード抽出物を抗ガン剤と併用することによって、抗ガン剤によって生じる炎症が55%減少し、抗ガン剤がガン細胞を殺す能力が26%増加しました。 高濃度(1000mg/kg)のグレープシード抽出物によっても、健康な腸組織への副作用は見られませんでした。

ソースとして用いたニュースは数日前の日付ですが、アデレード大学(リンク先は英文)のサイトを見ると 2014年2月に発表されています。 ソースとして用いたニュースには記載がありませんでしたが、培養した細胞を用いた生体外実験を行ったようです。 「経口で服用」という記述もあるのでマウス実験もしたのかもしれません。
グレープシード抽出物

グレープシード抽出物はサプリメントとして市販されています。 ビタミンE や、ブラボノイド、リノール酸などが含まれていることから、抗酸化効果・抗炎症作用・坑ガン作用を期待して服用されます。

服用量は一般的に150~300mg/日です。 粉末状のものとカプセル状のものがありますが、粉末状のものは妙な色(赤茶色)をしている上に渋味があるのでカプセル状の方が飲みやすいでしょう。

グレープシード抽出物はワイン製造の過程で生じる副産物で、その有効成分であるフラボノイドやリノール酸はワインにも含まれますが、含有量が少ないため、これらの成分をワインで摂ろうとするとワインを飲みすぎることになります。

グレープシード抽出物は血液希釈剤や NSAID(アスピリンなどの鎮痛解熱剤)の効果に影響することがあるので、これらの薬を服用中の場合には、グレープシード抽出物の服用を開始する前に医師に相談しましょう。