窓から見える風景が緑豊かだと集中力が回復しやすい

(2016年1月) "Landscape and Urban Planning" 誌に掲載されたイリノイ大学の研究によると、窓から見える風景が緑豊かであると休息時間中に集中力を効率的に回復できるかもしれません。出典: A Green View Through a Classroom Window...

過去に行われた複数の研究で日光が入ってくる教室で生徒の能力が向上するという結果になっていまますが、これらの研究では窓から見える風景を考慮していませんでした。

研究の方法
イリノイ州の5つの高校から集めた生徒94人を次の3つのタイプの教室に振り分けました:
  • 窓の無い教室。
  • 窓から殺風景な風景(他の建物や駐車場など)が見える教室
  • 窓から緑豊かな空間が見える教室
窓以外の点において3つの教室はほぼ同じでした。
そして高校生たちに、ストレスの指標(*)を計測するセンサーを身に付けたうえで、文章校正(文の間違いを探して正す)・スピーチ・暗算という3種類の知的活動、続いて集中力のテスト(†)を受けてもらいました。 テスト後にはストレスと疲労感に関するアンケートを実施しました。

(*) 心拍数、体温、皮膚の湿度。

(†) 10分間の休息をはさんで2回行った。
結果

窓から緑豊かな風景が見える教室のグループでは、10分間の休息後に行った2回目の集中力テストにおいて(おそらく1回目の集中力テストに比べて)成績が13%向上していました。 他の2つの教室のグループでは向上していませんでした。

窓から緑豊かな風景が見える教室のグループはさらに、休息により得られる心理ストレス回復効果も大きくなっていました。

窓の有無や窓から見える風景は、知的活動の成績や休息前の1回目の集中力テストの結果には影響していませんでした。