淡い緑色の光に偏頭痛を和らげる効果

(2016年5月) "Brain" 誌に掲載された Beth Israel Deaconess Medical Center の研究によると、緑色の光に偏頭痛を緩和する効果があります。出典: Exposure to Narrow Band of Green Light Improves Migraine Symptoms

経緯

研究チームは5年前に、盲目の偏頭痛患者の眼に青色の光を当てると偏頭痛がひどくなることを発見しました。 そこで研究チームは、青色の光を遮断することで偏頭痛の最中に生じる光への過敏性が軽減されるのではないかと考え、視力が正常な偏頭痛患者を被験者として様々な色の光が頭痛に及ぼす影響をこれまでに調べてきました。

今回の研究
今回の研究では、次の2点が明らかになりました:
  • 青色・赤色・琥珀色など様々な色の光の中でも緑色、それも一定の狭い波長の範囲内の緑色に限って偏頭痛の痛みを悪化させることが少ないこと。
  • その特定の緑色の光が弱い場合には、偏頭痛の痛みを悪化させないどころか痛みを20%ほど緩和してくれること。
実用性
研究者は現在、偏頭痛を軽減してくれる淡く純粋な緑色を放つランプや、偏頭痛に優しい緑色のみを透過させるサングラスを低コストで製造しようとしています。 このようなランプにしてもサングラスにしても、既存の技術で作れないわけではありませんがコストが非常に高くなるので、そのコストを下げる方法を開発中だというわけです。