緑茶抽出物でワーキングメモリーが強化される

(2014年4月) "Psychopharmacology" 誌に掲載されたスイスの研究により、緑茶抽出物に脳の領域間の接続効率を向上させる効果のあることが明らかになりました。 この研究ではさらに、接続効率の向上によって緑茶抽出物をした被験者のワーキングメモリーが実際に強化されることも確認されました。

これまでの複数の研究で、緑茶が認知機能に有益な作用を及ぼすことは示されていましたが、そのメカニズムは明らかになっていませんでした。

研究の方法

今回の研究では、男性被験者たちに緑茶抽出物を数グラム含有する飲料を飲んでからワーキングメモリーが関与する作業を行ってもらい、そのときの脳の様子を MRI(磁気共鳴画像法)という機械で撮影しました

結果

緑茶抽出物を飲んだ被験者では(緑茶抽出物を飲んでいない被験者に比べて?)頭頂皮質と前頭皮質の間の接続性が向上していました。 そして、この脳における接続性が向上している被験者ほど、ワーキングメモリーを必要とする作業の成績が良好でした。

コメント
研究者は次のように述べています:
「今回の結果により、緑茶が脳における短期的なシナプス可塑性を向上させる可能性が示唆される」