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緑茶でナドロールの効果が弱まる可能性

"Clinical Pharmacology & Therapeutics"(2014年1月)に掲載された福島県立医科大学などの研究によると、緑茶によってナドロール(商標名: コルガード)というベータ・アドレナリン遮断薬の効果が弱まる可能性があります。
ベータ・アドレナリン遮断薬(β遮断薬)は高血圧や狭心症の治療に用いられる薬で、心拍数と心臓の仕事量を減らすことによって心臓から送り出される血液を減らし、それによって血圧を下げます。
この研究で、14日間にわたって毎日、10人の被験者に3杯ほどの緑茶または水を飲んだ後でナドロール30mgを服用してもらったところ、緑茶を飲んだグループではナドロールの血中量が水を飲んだグループより76%低くなっていたのです。

緑茶に含まれる成分によって、腸でのナドロールの吸収が阻害されるのが原因だと考えられます。 今回の結果から研究グループは、ナドロールを飲む人は緑茶を避けることを推奨しています。

今回の研究の弱点としては、米国の心臓病専門医は、①被験者数が10人と少ない、そして②3杯という緑茶の飲用量が(米国人の視点では)平均的な飲用量に比べて多過ぎると考えられる、という2点を挙げています。

研究グループも、今回の結果を確認するために、もっと大規模な研究を複数繰り返す必要があるとしています。