直火で焼いた肉や魚を1日おきのペースで食べていると高血圧になりやすい恐れ

(2018年3月) "EPI Lifestyle18" で発表されたハーバード大学の研究によると、直火で焼いた肉や魚を常食していると高血圧になりやすくなる恐れがあります。出典: Grilling and other high-temperature cooking may raise risk of high blood pressure

研究の方法

米国に住む女性9万3千人超および男性1万7千人超の食生活などを調べたのち12~16年間ほどにわたり高血圧の発症状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に3万7千人が高血圧を発症しました。

赤身肉・鶏肉・魚を週に2回以上食べる人たち同士の比較において:
  • オーブンや直火焼きといった(水気に乏しく高温になる)加熱法により調理した牛肉・鶏肉・魚(*)を一ヶ月間あたり15回超食べていたグループは4回未満しか食べていなかったグループに比べて、高血圧になるリスクが17%高かった。
  • 肉類をウェルダンで(十分に加熱して)食べることを好むグループは、レアで(中まで火を通さずに)食べることを好むグループに比べて高血圧になるリスクが15%高かった。
  • HAA(†)の摂取量が多いグループはHAA摂取量が少ないグループに比べて、高血圧になるリスクが17%高かった。

    (*) 豚肉と羊肉は摂取量を調査しなかった。

    (†) 芳香族複素環アミン類。 肉類のタンパク質が高熱にさらされたり炭化したときに発生する。
動物実験では、肉類を高温で調理したときに生じる化学物質が体内において酸化ストレス・炎症・インスリン抵抗性を引き起こすことが示されています。 高温で調理した肉が酸化ストレス・炎症・インスリン抵抗性を介して高血圧のリスクを増加させている可能性が考えられます。