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学校でインフルエンザの集団接種をすると幼児や大人の罹患率も低下

(2014年12月) "PLoS ONE" に掲載されたフロリダ大学の研究で、学校に通う年代の子供にインフルエンザの集団接種を行うことで、地域社会全体のインフルエンザ罹患率が低下するという結果になりました。
以前は日本でも学校でインフルエンザの集団接種をしていましたが、なめがた地域総合病院の解説によると、1994年以降は行われないようになっています。

この研究でフロリダ州アラチュア郡に住む5~17才の子供の半数にインフルエンザの予防接種を行ったところ、(予防接種をしなかった半数を含めて)この年齢層全体のインフルエンザ罹患率が79%低下したのです。

さらに、集団接種プログラムの対象外であった他の年齢層においてもインフルエンザ罹患率が低下していました。 4才以下の子供では89%、学校に通わない年代の(大人も含む)住民全体では60%の低下でした。

研究者は次のように述べています:
「学校での集団接種の効果には奥深いものがあり、子供だけでなく地域社会全体に影響します」
研究チームは、集団接種プログラムの対象として子供が適している理由として以下を挙げています:
  • インフルエンザの症状が出ている期間が長い傾向にあり、そのために周囲の人が感染リスクにさらされる期間が長くなる。
  • 不衛生である傾向があるために、他人をウイルスに感染させやすい。
  • 大人に比べて接触する人の数が多い傾向にある。

今年(2014年)は、製造されたワクチンが流行しているインフルエンザの種類(H3N2変異株)に完全には適合していませんがそれでも、米国疾病管理予防センター(CDC)の専門家によると H3N2株は危険度が高いため予防接種を受けた方が良いそうです。

CDC によると、H3N2株による死亡率は他の種類のインフルエンザのときの2倍です。 H3N2株はこれまで、2003~2004年、2007~2008、2012~2013年に流行しています。