大人になって喘息が治るかどうかの判断基準

(2013年8月) 喘息のある子供の多くは成長と共に喘息が治りますが、"Pediatrics" 誌に掲載された研究によると、喘息の症状がひどいかどうか、そして動物の毛に対するアレルギーがあるかどうかが、将来喘息が治るかどうかの判断基準になります。

今回の研究

この研究では、喘息持ちの7~8歳の子供248人を10代の終わりまで追跡調査しました。 その結果、喘息の症状が重度で、なおかつ毛の生えている動物に対するアレルギーのある子供では、82%が19歳の時点で喘息が治っていませんでした。

248人のうち13歳までに喘息が寛解(喘息の発作が出ず、薬も使わない状態が3年以上続く)したのは43人でした(5人に1人)。 19歳の時点では、持続性の喘息(persisten asthma)があった子供は84人、再発性の喘息(periodic asthma)があった子供は78人でした。 再発性の喘息とは、持続性の喘息と寛解の中間的な状態のことです。

総じて言えば、①男の子で、②喘息が重度でなく、③動物アレルギーも無ければ、後に喘息が寛解する率は2倍以上になっていました。 また、女の子については、今回の研究でも過去の研究と同じく、大人になっても喘息が治らない傾向が強いという結果になりました。

過去の類似研究
過去の他の研究では、親が喘息持ちであると子供も喘息持ちになるリスクが増加することが指摘されていますが、今回の研究では、親の喫煙や、居住環境(湿度が高いとか田舎であるなど)、親が喘息持ちであるなどの要因は、子供の喘息が大人になってから治る確率に影響していないようでした。