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歯周病の病歴がある閉経後女性はガンになりやすい

(2017年8月) "Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention" に掲載されたニューヨーク州立大学バッファロー校の研究で、歯周病の病歴がある閉経後の女性はガンになるリスクが高いという結果になりました。

研究の方法

閉経後の女性6万6千人弱(平均年齢68才。大部分が白人)に歯周病の病歴の有無を尋ね(*)、歯周病の病歴とガンになるリスクとの関係を調べました。
(*) 「歯科医または歯科衛生士に『歯周病ですね』と言われたことがありますか?」という質問をした。

結果

歯周病の病歴がある女性はガン(種類は問わない)のリスクが14%高くなっていました。 歯周病によるリスクの増加幅が最も大きかったのは食道ガンでした。

解説

歯周病菌は、全身の様々な場所や何種類かのガン(食道ガンを含む)から検出されています。 そして、ガンの発生には慢性的な炎症が関与していますが、歯周病菌はわずかな量であっても炎症を助長します。

歯周病によるリスク増加幅が食道ガンで最も大きかったのは、食道ガンの口腔にいちばん近いのが食道であるために、食道が歯周病菌の影響を最も強く受けるのかもしれません。

関連研究

歯周病を予防するには

米国歯周病学会は、歯周病を予防する対策として以下を推奨しています:
  • 毎食後に歯と舌をブラッシングする
  • 1日に1度は、デンタル・フロスとマウスウオッシュを使う(*)
  • ビタミンCを豊富に含む食事をする。
  • タバコを吸っている人は禁煙する。
(*) ただし、アルコールが使われているマウスウオッシュで口腔や喉のガンのリスクが増加するという研究があります。