幸いなるかな「最新健康ニュース」を見つけた者は。 このサイトは Google 検索に嫌われているからして、いつまた巡り会えるともわからぬ。 ぬかりなく当サイトをブックマークに入れ毎日訪問するがよかろう。

腸内細菌コミュニティーとアルツハイマー病(レビュー)

(2018年9月) リオグランデ・ド・スル・カトリック大学の研究グループが腸内細菌コミュニティーとアルツハイマー病の関係についてまとめたレビューを "Current Alzheimer Research" 誌に発表しています。
Vilma Maria Junges et al. "Crosstalk Between Gut Microbiota and the Central Nervous System: A Focus for Alzheimer's Disease."

レビューの要旨

  1. アルツハイマー病などの神経変性疾患の病理における食生活と腸内細菌コミュニティーの意味が近年さかんに研究されている。
  2. そうした研究により、腸内細菌コミュニティーが中央神経系と相互につながり相互に作用し合う複雑なシステムを介して複数の神経化学的経路や神経代謝敵経路の調節に関与することが示されている。
  3. 脳と腸は、神経伝達物質とホルモンが関与する双方向性の連絡軸(communication axis)を形成する。 脳と腸がホルモン系と複雑な免疫系のあいだの双方向性の連絡を介して軸を形成するとも言える。
  4. 腸内細菌のバランスが乱れていたりや腸内細菌の多様性が損なわれていたりすると、神経栄養因子の合成や分泌に問題が生じる恐れがある。 神経栄養因子とはBDNF(脳由来神経栄養因子)やGABA(γアミノ酪酸)やNMDAR(N-メチル-D-アスパラギン酸受容体)などのことで、こうした神経栄養因子(の不足や過剰)は認知機能低下や認知症との関係が示唆されている。