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トイレの後のハンド・ドライヤーでバイキンが周囲に撒き散らされる

(2014年11月) "Journal of Hospital Infection" に掲載されたリーズ大学(英国)の研究によると、トイレ使用後にはハンド・ドライヤーで手を乾かすよりもペーパー・タオルで手を拭く方が衛生的です。

この研究によると、ハンド・ドライヤーから放出される暖かく激しい風によって、使用者の手に付着している細菌が使用者本人と周囲の人にばら撒かれます。 空気中に散らばるバイキンの量は、ペーパー・タオルで手を拭く場合の27倍です。

この研究では、ラクトバチルス菌という無害な細菌を手に付着させて、きちんと洗っていない手を模しました。 そしてハンド・ドライヤー使用後の検査において、ハンド・ドライヤー周辺とハンド・ドライヤーから1~2mの範囲内でラクトバチルス菌が検出されました。 ラクトバチルス菌は公衆トイレから通常は検出されない菌です。

ジェット・タイプのハンド・ドライヤーでは、温風タイプのハンド・ドライヤーの4.5倍の、そしてペーパー・タオルで手を拭いた場合の27倍の量の細菌が空気中から検出されました。

ラクトバチルス菌はハンド・ドライヤー使用後も優に15秒間は空気中に漂い、使用から5分以上が経っても48%の菌が空気中に残っていました。 そして15分が経ってもまだラクトバチルス菌が空気中から検出されました。
今回の研究は European Tissue Symposium(欧州のティッシュペーパー・メーカーの団体)の資金提供により行われました。 わかりやすいですね。

最近のハンド・ドライヤーはハンド・ドライヤーの中に手を突っ込むようにして使用するようになっていますが、日本のメーカーは今回の問題に既に気付いていて、それに対処するために手を突っ込むタイプのハンド・ドライヤーを開発したのではないでしょうか?