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握力が弱い人は認知機能が低下しやすい。 でも運動習慣があれば...

(2018年2月) "The Tohoku Journal of Experimental Medicine" に掲載された韓国の研究で、握力が弱い人は認知機能が低下しやすいという結果になっています。

研究の方法

韓国在住で認知機能が正常な45才以上の男女 6,435人を対象に、握力を測定したのち平均で5年間超にわたり認知機能の状態を追跡調査しました。

そしてデータを握力に応じて「強い」「比較的強い」「比較的弱い」「弱い」という4つのグループに分けて、握力が「比較的強い」グループを基準として認知機能低下のリスクをグループ間で比較しました。
  1. 強い: 男性32.5kg以上、女性20kg以上
  2. 比較的強い: 男性29.0~32.5kg未満、女性17.5~20kg未満
  3. 比較的弱い: 男性25.0~29.0kg未満、女性14.5~17.5kg未満
  4. 弱い: 男性25.0kg未満、女性14.5kg未満

結果

握力の平均値は27.8kgでした。認知機能が正常なグループの平均握力は28.7kg、認知機能不全が生じているグループの平均握力は25.8kgでした。

握力が「低い」グループは「比較的強いグループ」に比べて、認知機能不全(認知症の前段階)が生じるリスクが36%増加していました。 「比較的低い」グループでも17%リスクが増加していました。

150分間/週以上の身体活動習慣がある場合とない場合に分けて分析すると、身体活動習慣がある場合には握力が低くても認知機能不全のリスクは増加していませんでした。