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ダイエットの秘訣は幸福感にあり?

(2015年10月) アデレード大学(オーストラリア)の研究で、肥満者には幸福感が欠けているという結果になりました。 この結果に基づき研究者は、幸福感を向上させるのがダイエットに有効だと考えています。

研究の概要
研究の方法

オーストラリア全土から集められた成人260人分のデータをBMIに応じて、普通体重・過体重・1度肥満・2度肥満・3度肥満という5つのグループに分類しました(そして幸福度と照らし合わせたのでしょう)。

研究結果

肥満者は普通体重あるいは過体重の人に比べて、抑鬱があったりポジティブな感情を抱くことが少なかったりする傾向にありました。 研究者は、この幸福感の欠如がダイエットの失敗の一因となっているのではないかと考えています。

幸福感で体重が減る

この研究者は以前に、ポジティブ心理学に基づく自分の気持ちを意図的にポジティブにするという技法の有効性を試験したことがあります。

試験の方法
その試験では少数の女性に4週間にわたり、ポジティブ心理学に基づく幸福感を感じるための技法を実践してもらいました。
ポジティブ心理学に基づく技法では次のようなことを行います:
  • 悪かったことについてばかり考えずに良かったことにも目を向ける。 嬉しかった出来事を「当然だ」と受け止めずに「ありがたい」と感じるようにします。
  • 他人に親切にする。 他人に親切にすると良い気分になります。 1日三回は親切行為をするようにしましょう。 ただし、日頃から親切な行為を行っている場合、同レベルの親切行為を続けていても幸福感は向上しないと思われます。 もともと親切な人は親切行為をステップ・アップする必要があります。
  • 他には、良い人間関係を築いたり、自分が今やっている作業を大切に行ったりします。
試験の結果
その試験は幸福感がダイエットにもたらす効果を調べたものではなかったのですが、4週間のうちに半数の女性で体重が減っていました。 12週間後の再調査の時点では3/4の女性でさらに(*)体重が減っていました。
(*) 「さらに」という表現がひっかかりますが、原文の書き方からして、体重が減った半数の女性のうちの3/4でさらに体重が減っていたというのではなく、被験者全体の3/4ということだと思います。
研究者は次のように述べています:
「これまでダイエットで失敗してきた人は、精神面にまず目を向けることでダイエットで成果を出せるかもしれません。 従来のダイエット手法に精神面でのアプローチを取り入れ、幸福感とモチベーションを向上させることでダイエットが容易になることと思われます」