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血管が不健康だとアルツハイマー病のリスクが増加

"Neurology" 誌(2013年10月)に掲載された米国の研究によると、動脈硬化のある高齢者で、アルツハイマー病の原因と考えられているアミロイドβという脳のプラークが溜まりやすい傾向にあります。

この研究では認知症ではない高齢者91人(平均年齢87才)を対象に脳のスキャンを行い、アミロイドβの蓄積状況を評価し、スキャンを行ってから約2年後に動脈硬化の度合いを調べました。

91人の約半数にアミロイドβが見られましたが、この半数には①最高血圧が高い、②平均血圧が高い、③動脈の硬化が進行しているという傾向がありました。

動脈硬化の尺度(どういう尺度かソース記事では不明)が1段階増えるごとに、アミロイドβが蓄積しているリスクが2倍になっており、動脈硬化が最もひどい水準にある人たちでは、アミロイドβの蓄積と脳の白質(中枢神経系の白っぽい神経組織)の病変が見られました。

別のソース記事には、「動脈硬化の尺度が1段階増えるごとに、2~4倍の確率で、アミロイドβの蓄積と広範囲にわたる脳の白質の病変とが見られた」ともあります。

研究者は次のように述べています:

「動脈の硬化と、症状が出ていない脳血管性疾患との関係を示す研究はすでに複数存在しますが、今回の結果から、動脈の硬化具合からアルツハイマー病による脳の病変も探れる可能性があると言えます」