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ダイエットの効果を高めるには「カロリー制限期間」と「カロリー制限休止期間」とを交互に繰り返すと良い

(2017年9月) "International Journal for Obesity" に掲載されたタスマニア大学などの研究で、ダイエット期間中に2週間ほどダイエットを休むと体重が減りやすいという結果になりました。

研究の方法

肥満している男性36人(平均年齢は40才前後)を次の2つのグループに分けました:
  1. 16週間にわたりカロリー制限(*)を連続して続けるグループ
  2. 16週間のカロリー制限期間を2週間単位に分け、カロリー制限の2週間とカロリー制限の2週間のあいだに適正カロリーを摂る2週間を設けるグループ。 カロリー制限期間 → 体重維持期間 → カロリー制限期間... というサイクルを30週間(カロリー制限の2週間×8回、体重維持の2週間×7回)にわたり繰り返す。

(*) 体重を維持するのに必要なカロリーの2/3しかカロリーを摂取しない。

(†) 体重を維持するのにピッタリのカロリー。 痩せない代わりに太りもしないように調整された量のカロリー。

結果

ダイエットによる体重の減少幅が、カロリー制限を16週間連続で行ったグループでは9kgだったのに対して、カロリー制限を断続的に行ったグループでは14kgでした(体脂肪の減少量に限ると8kgに対して12kg)。

解説

ダイエットでカロリー摂取量を減らすと、人体は「食料が不足している。生存の危機だ」と判断してエネルギー消費を抑制します。 エネルギー消費が抑えられると体脂肪が減りにくくなります。

こうした現象のことを「適応性熱産生」と言いますが、ダイエット期間中にカロリー制限を行わない休止期間を設けることで、この適応性熱産生を緩和できるのだと考えられます。 今回の試験で採用された2週間という体重維持期間は、適応性熱産生を抑えるのに適した休止期間であると考えられます。