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C型肝炎ウイルス感染症が治った後にも免疫系に生じた異変は残る

(2018年6月) C型肝炎ウイルス(CHV)への感染は現在では投薬により数週間で治せますが、"Nature Communications" 誌に掲載されたカロリンスカ研究所(スウェーデン)などの研究で、CHV感染症が治った後にも感染により生じた免疫系の異変が持続することが明らかになりました。出典: Immune system does not recover despite cured hepatitis C infection

研究の方法

CHVに慢性的に感染している患者40人の免疫系の状態を、投薬による治療を開始する前から治療が完了した2年後まで追跡調査しました。

結果

CHVへの感染により免疫系が全体的に影響を受けており、白血球の一種であるNK(ナチュラル・キラー)細胞の多様性が低下していました。 免疫系の多様性は感染症に対抗するうえで重要です。

投薬によりCHVが体内から排除されて相当な期間が経過した後にも、CHVにより免疫系に生じた変化の多くが持続していました。

免疫系に生じたこのような変化が将来の感染症のリスクにどう影響するかは不明です。